頚椎椎間板ヘルニアでは、その初期症状として、首の痛みや肩こりなどが顕著です。しかしこれは加齢的な要素からくる典型的なものですので、あまり気にしないという方がほとんどになります。
そして、代表的なものとして上げられるのが、手や下肢のしびれ、脱力感などです。脊髄が圧迫を受けることで、手足の先端にかけての強いしびれの感覚が、片側もしくは、両側に現れます。
また上肢においては握力の低下、例としてボタンかけが上手く出来ないなどの手の指の制御に不具合を見つけたりするケースも多くあります。
歩幅が狭くなったり、階段の上り下りがしずらい、というような日常生活をする上で支障が大きくなってくることがあります。
頚椎椎間板ヘルニアにおいても、他の神経症状と同様に、圧迫を受けている部位以外の部位が痛んだり、しびれたりすることが多くなります。
例えば、脳から左腕と伝達をやり取りする神経が頚椎の部位で圧迫された場合は、その左腕の痛みが現れます。
また比較的下肢よりも上肢の症状が多くなり、しびれも神経の伝達がうまくいかないことから起こることが多く、手がうまく動かない、しびれるというような症状が起こってきます。
その他には、頭痛やめまい、視力の低下や、意識がぼんやりするというものが比較的顕著なようです。また正常位では何もなくても、首を一定の方向へ回したり角度を変えたりすることによって痛みやシビレが起こることもあります。
頚椎椎間板ヘルニアの症状に似た病気は多くあります。特に間違えないようにしなければならないのが、ムチ打ち症です。
寝て起きた状態でムチ打ちと判断していたら、椎間板ヘルニアが進行したものであったという例は多くあります。
その他には、頚椎の後ろにある靭帯が硬化してしまい、神経群を圧迫する頚椎後縦靱帯骨化症があります。
これらは全く外見では判断できないため、診断を受ける必要があります。必ず専門機関で受診するようにしてください。
